愛恵は、軽くため息をついて


「絵里香(えりか)さん、この人のことは、

放っといていいから、

結花(ゆか)は、もう寝た?」


愛恵は、そう言うと


絵里香は、黙ってうなずいた。


「ありがとう、もう帰って大丈夫です。

また、明日お願いいたします。」


愛恵は、そう言うと、

絵里香は帰り支度をして家を出た。


「いつまで、そこにいるつもりなの?

送っていただき、ありがとうございます。

おやすみなさい。」


愛恵は、そう言って玄関を閉めた。


諒は、玄関の前で、唖然としていた。