そして桃華を揺らしながら


「夜月!どこで見たんだ!

教えてくれ。」


「ちょっと、待ってよ。

今、思い出すから、

揺らすの止めてよ。」


「あっ、悪い。」


諒は揺らすのをやめて

桃華から離れた。


しばらく沈黙が、続いた。


「あー!思い出した。

海とこないだデートした時に

立ち寄った喫茶店の

店員さんだよ。」


「それって何処だよ。」