そう言う諒をみて、

男の子は、にっこり笑って


「初めまして、諒の親友の

松原 海(まつばら かい)です。

よろしくな。」


「私、帰ります。」


愛恵はそう言うと、

かばんをもって

逃げるように

教室を出ていった。