「はい、ストップ!」



 その声で、龍二が止まった。



 ベッドに近寄ってくるのはクラスメイトの真澄だ。




「真澄くん…」




 真澄は世界有数の株式会社、極東商社の社長の御曹司だ。




「一体何してるの?ベッドの上で」



 真澄は全て見通した瞳で告げ、龍二の服の襟元を掴む。