ドキッ



 苺は顔が熱くなるのを感じた。




「苺ちゃん、僕にドキドキしてよ…」




 龍二の顔が迫ってきた。



 視界が揺らぐ。



「きゃっ」



 苺は龍二に押し倒されていた。



「龍二くん…?じょ、冗談はダメだよ…?」



「僕を見て、ドキドキしてよ」