「えっとさ…とりあえず、どいてくれない?落ちちゃうから」



 苺が言うと、龍二はゆっくり起き上がった。



 起き上がろうと苺も給水タンクに手をつく。そのまま上体を起こした。



 刹那。




 手が滑った。




「きゃあっ!?」



「苺ちゃん!?」