龍二は口走った。



「…え?」



「俺のこと、誘ってる?」




 龍二は苺の髪に指を通した。明るい茶髪から漂う甘い香りが指に残る。





「俺様状態で、俺がこんなに狂わされたのは初めてだよ…」




 龍二は苺を強く抱き寄せた。苺はもう抵抗するのを諦めたらしく、拒否られる気配はない。



「…襲うよ?誘ってきたの…俺を狂わせたのはオマエなんだから、責任とれよな」