苺の目が潤んでいく。


 ドキッ



 心臓が大きな音をたてた。



「初(ファースト)だもん…」



 龍二は苺を抱き寄せる。




 甘い香り、
 心地よいほどの温もり、
 柔らかい肌、




 全てが龍二の心を惹きつける。



「…誘ってるわけ?」