龍二はベッドから降りて立ち上がった。



 苺はゆっくりと後ずさる。




「…襲うよ?」





 龍二が言った。





「ダメ!半径五十メートル以内に入っちゃダメ!」




 苺は龍二にストップをかけた。




「悪いけど、そんなこと気にしてらんない」



 顔を上げると、目の前に龍二がいた。