龍二はそう呟いて苺から距離を取る。



「オマエ、俺に近づくなよ?じゃないと、何しちゃうかわからないから」



 苺はコクッと頷いた。




 苺は時計を見て、今が何時かを確認する。今は午後九時を回ったところだった。



「…あー…もうダメだ…」



 ベッドの上で頭を抱えていた龍二がそう呟いた。


 苺は、自分の顔が強張るのを感じた。



「苺のことがほしくてたまらない…」