ドックンッ



 心臓が跳ね上がる。


 龍二は卑怯だ、と苺は思った。



「何で…脱がそうとするの?」



 逆に苺は聞いた。



「決まってんだろ。オマエに教えてやってんだ」



 龍二は誇らしげに答える。



「教えるって何を?」


「男」