苺は龍二の手を押さえて言った。



「俺様だけど何か?」



 龍二が苺の手を振り払った。


 ボタンが一つ、二つと穴を潜り抜ける。



「脱げちゃう…っ!」



 苺は龍二の手を押さえた。途端、龍二が物欲しげな目で苺を見上げた。



「何で…止めるの?」