「逆に、龍二くんは重い子とか…好き?」


 苺の質問に、龍二はゆっくり首を振った。


「嫌いなわけないよ。だって、重い子ってそれだけ相手のこと好きでいてくれてるんだからさ。大切にされてるってわかるじゃん?」


 よかった。

 苺はホッとした。


「龍二くんが重い子平気なら、あたし、遠距離恋愛平気」


 龍二は目をパチパチと瞬かせ


「そっかぁ。苺ちゃん、重くなるんだ。覚えとかないとね」


 と楽しそうに言った。


「さ、さぁ?音信不通になったらなるかもね??」

「大丈夫、音信不通にしない自信あるから」


 龍二が苺の頭に触れる。


「僕が苺ちゃんに寂しい思いさせるわけ、ないじゃん?」