苺は龍二を見上げた。


 龍二が、正式に苺に告白してきたのは、夕べだった。



――僕、苺ちゃんのことが好きだよ。誰にも渡したくない。僕が苺ちゃんを守るから、傍にいてほしい。



 あの告白を思い出しただけで、顔が熱くなる。



「苺ちゃん、何顔赤くしてるの?」



 龍二の言葉に、苺はハッと我に返る。



「な、何でもない」


「昨日のこと、思い出してるんでしょ」


「っ//」



 苺は俯いた。