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朝食を終えた後、苺は龍二と別れて部屋で勉強をした。
龍二は別れるのを嫌がったが、苺としてはもうすぐテストだから少しでも勉強をしておきたかったのだ。
「…まーいちゃんっ」
ドアの向こうから、龍二の声が聞こえた。
「何?」
「国語、得意?」
ドアの向こうの龍二が明るい声で聞いてくる。
「え…?あ、うん」
「よかったぁぁ…国語、教えてくれない?」
仕方なく、苺はドアを開けた。
「いいけど…」
「じゃ、お礼に数学教えてあげるねっ」
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