「え?」



「けどさ、オマエは拒否らなかった。街中だから…とか言っただけで、拒否してくれなかった。だから…」




 真澄が苺の首筋に顔を埋める。




「真澄くん!」



「拒否らないなら、抱かせてもらう」




 首筋に温かい感触。苺の脳裏に、龍二との同居生活一日目の出来事が浮かんだ。



 あの時と同じ、吸い付くようなキスをされる。




「真澄くん…!?まさか…っ」