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 帰りも学校の近くにあるコンビニに止めてあるリムジンまで向かった。



「…遅いぞ苺」



 龍二の言葉に、苺はハッとした。




「龍二…くん?まさか…」



 苺は車内に視線を巡らせる。座席の下に、ビールの缶が三つ落ちていた。



「飲んだけど…悪いか」



 龍二の口から、アルコールの香りが漂ってくる。


 苺は顔をしかめた。