「ごめーん。お待たせー」

丁度そこに魅那さんと兄さん揃って登場。

何か助かった。

いいタイミングで来てくれたよ。

「さ、それじゃいこー」

「え、どこに行くんですか?」

湊さんの疑問はもっとも。

俺だって何のために呼ばれたのかもどこに行くのかも聞かされてないし。

「いや、特に決めてねぇな」

「うんうん」

その答えに俺と湊さんは思わず顔を見合わせる。