「もー、そんな野暮な事は聞かないのー」

そう言う魅那に激しく同意。

当の李苑は何の事って感じで首傾げてるし。

「とりあえず、学食集合でいいかな。俺、基本学食だから」

「はいっ」

それが用件だったみたいで、湊はそれだけ答えると踵を返して文字通り猛ダッシュでクラスを飛び出していった。