『調子のってんじゃねぇーよ!!』

めんどくさい、殴りたければ殴ればいいのにご自由にどうぞ気の済むまで…私は悪い事はしてない伊藤先生に話しかけただけ。



(やっと終わった…あぁ~あ、頬切れちゃった保健室行こう)

ガラガラ

『失礼します。先生いますか?』

・・・。

(居ない…自分でやるしかないよね)

『失礼します。保健の先生はいらっしゃるでしょうか?あれ、浅香さんどうしたんですか。』

『転びました。』

『転んでも頬は切れないとおもいますが。』

『じゃあ、階段から落ちました。』

『浅香さんバカなんですか?先生を騙すことなんてできませんよ。』

『澪に殴られました。でも痛くないので平気です。決して無理はしてないです。』

『そうなんですか…大丈夫ですか?』 

『心配してくれるなら、先生手当てしてください。』

『わがままですね、まぁ学校の先生なのでやりますが…』

『先生は私のことどう思ってますか?』

『…この学校の生徒です。』

そっか、そうなんだよね…

『先生、ありがとうございました!』