よし、はやいとこ帰って夜に備えること


にするか。俺は、面倒くさい足取りでさ


っさと校門を出る。あー、歩くの面倒く


せーな。そう思って校門を出て右に曲が


ると。あっ!真由ちゃんじゃん!しかも


今日も一人?かな?よしっ!声かけよ。


俺「真〜由!」


真由「きゃっ!そ、槍?」


俺「おっ!俺の事覚えててくれたの?超


うれしーッ!」


真由「う、うん。も、もちろんだよ?」


そう言う真由の顔は、なぜか耳まで真っ


赤で、そして上目遣いで一生懸命に俺の


目を見てはなす。あっ、そっか、男子が


ニガテなんだよな。でもなんでだろう。


俺、ドキドキしてる。


俺「も、もちろんって…。照れるな。」


真由「え、あ、…ごめん…。」