桜の木から一つの花びらが
泣いて散っていく

私にはそう見える


別に此処に特別くる用事は
なかった

たまたま風に身を任せて
立ち寄っただけだったのに…


『宏樹くんのことが前から
好きだったの!!
付き合ってく「ごめん!」

「君のこと友達としてずっと
見てきてたから急すぎて
いつもみたいに話できなくなる
のが怖いんだ。」

「だから友達のままで
いてくれないかな?」

『あっ…うん、わかった!!』

『ありがとう、またね』

さっきまで頬を赤くしていた
彼女は走り去っていく


「…これで198人目か…ぷぷ」