ユナもあたしも、誰が好きだかわかる。


ユナは優しいから


睦月くんを嫌いになろうとしてる。





そんな優しさは



あたしの胸に

突き刺さる。






「行ってきなよ」




ユナはまた、あたしの背中をぐって押す。