自分の部屋へ戻るため階段を上っていると
「樹梨、おかえり。」
弘兄と鉢合わせた。
弘兄の後ろには、知らない男の人がいた。
「弘兄、誰か来てるの?」
「あぁ。俺の後輩だ。」
弘兄は自分の後ろにいた彼を前に出した。
「こいつは七瀬悠磨(ななせゆうま)。あんまり会う機会ないと思うけど“友達として”仲良くやってくれよ?」
「うん!!」
「よろしく」
かっこいい人だな…
私はこの時、弘兄の“友達として”という言葉の本当の意味を分かってなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…