土を持ってくれた赤司くんは黙って先を歩いていた


私も後を追った


よく見れば少し息も上がってる


汗もじんわり


どうしたんだろう?


「赤司くん、熱でもあるの?」


「あるわけねーだろ」


「そっか、ならよかった!」



寮につくと赤司くんは玄関に土を置いて出ていった



「凛々!」