不慮の事故だから、あんまり自分を責めないで?
そう優しく言葉をかけてくれるあなたの家族。
けど、今の私にはそんなの何の慰めにもならなくて、
ただただ
血の気のないあなたの顔を見つめる。
な…んで、
なんで?まだごめんなさいも言ってない。
ありがとうも言ってないよっ……
握っているあなたの手の温もりは徐々に薄れていって
私は必死で繋ぎ止めようと自分の手で温める。
そっと
あなたの頬に触れる……
さっきまで言い争ってたのに…………
涙がじわじわと押し寄せる。
ぽろっ………
あなたの頬を私の涙が濡らしていく…