ナツしか見てないから、自分自身にさえ疑問を感じるんじゃないか…?
もっと周りを見て、他の人と比べてみて、
それでもナツの魅力が勝るなら…
俺はナツのことを純粋に好きだって事だ。
ナツに同棲相手がいたからって、
自分が勝手にフられた気になったからって、
本気で好きなのか疑うなんて最低だ。
それって、
傷つかないように、自分を守ってるだけだ…!!
―…、
俺は携帯の着信履歴から、ミズキを探し出し、
発信ボタンを押した。
まだ、表示される名前は夏姫のままだ。
プルルル…
プルルル……
今日、俺はミズキに会う!!
そして確かめる。
自分の想いを。
絶対、
俺は揺るがない―…。