私は、ずっと心の中で・・・・

  波美は、ずっと悩みすぎて、知恵熱だしたのに、私は、こんな事をしてていいの???
  って思ったら、だんだんと元気がなくなってきた。。。
  もう・・・泣き出しそう・・・

  お店に入っても、ご飯を食べる気がしなくて、あまり食べなかった。
  それで、夜の10時すぎぐらいに帰って来た。
  私は、すぐに部屋に入って、泣いた。。。

  そしたら・・・
  -コンコンー
 「来夢??・・・入るよ・・」
  ガラガラ・・
 「どうしたの、来夢??」
 「グスッ・・グスッ・・・もう、どうしたらいいのか、分からない・・グスッ・・」
 「どうしたの・・?」
 「だってさ、・・グスッ・・・波美がさっ・・グスッ・」

  私は、お母さんに、今日優から、聞いたコト。
  それで、私は、苦しんでることを全部話した。

 「そっか・・・でもさ、来夢は、悪くないんだから・・」
 「だけどさっ・・グスッ・・グスッ・・・」
 「だってさ、来夢は、山下君のこと好きじゃないんでしょ!? 来夢は、桜木君のことが好きなん
  でしょ!? もし、来夢が山下君のことが好きなんなら、別だけど・・・
  来夢は、山下君のこと好きなの???」
 「ううん。違うよ・・・でもさ、その事を考えすぎて、波美は、熱を出したんだよ!?
  なのに・・・ウチは、こんな事をしてていいのって思って・・・グスッ・・・」
 「そんなん、来夢は、悪くないよ・・・来夢が苦しむことなんかじゃないよ・・・」
 「そうだけどさっ・・・グスッ・・グスッ・・・」
 「そんなに泣かないの。」
 「だけどさっ、こんな事になるとは、思わなかった・・・誰も、こんなこと望んでない、
  願ってないもん!!!」
 「そんなん、みんな同じだよ。仲いい友達だから、こんな事ないって思ってる。
  ・・・でも、いずれは、こういうことがあるから・・・」
 「だけど・・・グスッ・・グスッ・・・」
 「それだったら、お母さんにたちの世界なんか、どうすんの?? あんた達よりも、ひどかったんだよ」
 
  その話を聞いて、私は少し笑った。