「あっ。待って。」


ドキッ


聞いたことのない彼の優しい声に少しときめいた。


思わず言う通りになる。



「君さ、あの、夕暮れの景色いっつも描いてる子でしょ?」


心臓が速くなる。


「俺ね、その絵、すげぇ好き。」