すると晴氷は、パシャパシャと水溜まりを駆け抜けて、空き地に入った。 「おーい…?濡れるぞー」 俺も呆れながらそれについていく。 すると晴氷は濡らした髪を振りながら、俺を見た。 「見て!雨の境目!!」 「…………は?」 もうなんか、ツッコむ気力もうせた。