「そう、こいつは助けてもらったけど本当は死ぬべき人間だったんだよ!」



「殺人者の娘で、母を殺した女!生きる資格ないだろ、こんな奴に。」



もう、やめて。



やめて


もう・・・・やめて




「それでも、俺はこいつが好きだ。」




・・・・・・・!?



「・・・?」




「だから、俺はお前が好きだって言ってんだろ。」



「こいつは、殺してねぇ。母の命を背負いながら一緒に生きてるもんなんだよ。」



「なぁ?お前俺のことどう思ってる?」



冬馬がこっちを向いて聞いてきた。



どう思ってるって・・・・・・。


多分私は・・・冬馬が・・・・いいや多分じゃない・・・・


「冬馬が好き・・・・。」