走って、あいつらを追いかけたけど・・・足が痛くてまともに走れなかった。
もぅ・・・どうしよう。
なんで、私がこんなことにならないといけないのよ。
脚も痛い、閉じ込められる、ものを取られる・・・
ふざけすぎ!
‘!’
そうだ、放送室に行こう!
がちゃん
思い切り、ドアを開け放送室の電源を付けマイクに近づいた。
「いじめこちゃんへの連絡です。
いじめこちゃん、ふざけんなよ?ブレスレットを持って放送室に来てください・・・じゃなきゃ、・・・・言いますよ?」
ぷっち
電源を切って、椅子に座る。
がっちゃん
お、予想より早かったな~・・・。
「おい、ブレスレット返せよ。」
この、女たちの手にあったブレスレットを無理矢理奪い取る。
「ちょっと!あんたが何で‘天’のブレスレット持ってんのよ!私天に彼氏がいるから今度、今日の事言いふらしてやる。」
え・・・・誰の彼女さん?
「私はね、天の総長の黒龍の彼女なの。」
もう一人の女の子も言い始めた。
「っぷ・・・・・。」
ちょっと、私この人の彼氏になった覚えはない。
私、女だし。
くっすっくっす
腹が痛い・・・・・笑いをこらえすぎて腹が痛い。
「とにかく、今日の事冬馬さんたちに言ったらだめよ。」
「は~い。」
私は軽い返事をする。
女たちは急ぎ足で、放送室から出って行った
その日の放課後
がっら~
「黒龍さんおはようございます。」
「おはよう。」
今日は、天のチームに居る。
やっぱり、天はいい。
素でいられるし・・・・大切な仲間がいるし、ね。
「そういえば、最近山木組が動いてるらしいですよ。」
山木組が・・・・・動いてる。
ふぅ~ん。
「黒龍を組に入れようと企んでるらしいですよ。」
「そうか・・・教えてくれてありがとう。」
遂には、組から入るようにか・・・。
絶対入らない。
仲間はここにいるから、私はここから離れない。
おまけに、山木組って・・・・。
薬にも女にもやばい事にも手を出すんだよ。
なにか、失敗をおこせばコンクリート詰め。
ふっふ
こえぇぇぇぇぇ。
山木組怖えぇぇ。
「まぁ、今日は飲むぞ!お前ら。」
「「「「いぇ~ぃ。」」」」
ぐびぐび
「おかわり。」
酒を何杯もおかわりするあたし。
ぷぅ~・・・・。
アルコール度数すべて低い、
「今日はようまで飲む、アルコール度数の高い酒を持ってこい。」
※未成年はお酒を飲むのは法で禁じられています。
「・・・・・。」
皆が一気に黙り始めた。
「いや~・・・・その~・・・・。」
「どうした?」
「総長、総長ってようと人を容赦なくなぐりますよ・・・・。」
・・・・・・、あぁ、それくらいね。
それくらいならいいじゃん。
・・・・・・・・
「まじで!?」
「「「「まじ、まじ。」」」」」
そんなに、酒癖悪いの私?
あれ、お酒飲みすぎると殴り魔になちゃうわけ?
じゃあ、飲まないどこう。
そう誓った私だが数分後には度数の高いお酒を飲み殴り魔となっていた。
「じゃあ・・・わたしかえるねぇん。」
「さ・・・さよなら。」
「ばいば~い。」
とことこ
もくもくと家に向かう・・・・。
フワぁ~・・・・。
ねむいなぁ・・・。
「お、神流どうしたの?」
「あ、一月~!相変わらず変な名前~!あ、冬馬もいるぅ~、え・・・っと。」
「だれだったけぇ~?」
「そうだ、慶太だぁ!皆なんで、ここにいるのぉ?」
とんとん
肩をつつかれ後ろを振り向く。
「ん?なに?」
「おねぇちゃん、美人だねぇ?こんな奴等とあそばないで俺たちと遊ばない?」
「ん・・・・やだぁ~。」
ばん
顔面ぱんちで、ナンパ男は倒れる。
一月side
ばん
・・・・神流ちゃんの左ストレートで男は倒れる。
くっる
俺たちの方に振り返り・・・
「っげ~・・・・・。」
「神流ちゃんが――(自主規制)吐いた!?」
「まるで―――(自主規制)だな。」
「そんなお下劣なたとえしないで!」
まじでお下劣。
「家に連れてって~・・・私の家はね○丁目の○丁目の○○―○でーす。」
神流ちゃんお酒飲みすぎだね・・・・。それより、神流ちゃんって真面目っぽいから法に従い酒飲まないかと思った。
「おい・・・慶太一月こいつの家に向かうぞ。」
冬馬は神流ちゃんをおぶり、神流ちゃんの家に行くことになった。
8分後
でか・・・・・。
ここらえんで一番でかい高級マンションじゃないか・・・・。
「神流、鍵取るぞ。」
「・・・うん。ポケットにあるぅ・・・」
冬馬が神流ちゃんのポケットから鍵を取り出し鍵出ドアを開けマンションに入る。
「何号室?」
「1308・・・・。」
最上階!?
金持ち?