ど~ん


後ろから、急に抱き着かれる・・・。


「神流ちゃん!来てたの?」

あ・・・一月・・・だ、け?

「・・・うん。」


いいから、早く離れてくれ。
私は、抱き着かれるのが嫌いだ・・・天のよく抱き着いてくる男哲也を思い出すからね。


哲也って、今日電話した人のことね。



「ダテメガネはずせばあと、その髪やめろ。だせぇ。」


え・・・・やだ。


黒龍の時の私のこと知ってる人がここに居て、私に感づいたらどうするのよ~・・・。



まぁ、蒼龍とは喧嘩したことないから・・・黒龍の時の私の格好見たことないと思うけど。



だから、大丈夫かなぁ~?


・・・・・・たぶん大丈夫!


メガネを外し、三つ編みをほどく。


「・・・・・それでいいんじゃねえ。」


何よ、その反応。
自分から、外せとか言ったのに。