「やだ!」


・・・・・夢か。


いつの間にか、眠ってしまったんだ。


あの夢を見るなんて、久しぶりだ・・・。


・・・・なにこの制服?
見知らぬ制服が、私にかけられていた。



「起きたか?」



こいつ・・・横の席の。


目の前には、こげ茶色の髪の男が居た。



体を起こし、立ち上がる。

ん~・・・・たくさん寝たのかな。


「これ、あんたの制服?」


こげ茶色の髪の男に、制服を見せながら聞いてみる。


「あぁ。」


「ありがとう。」


そういって、制服を返す。