がちゃ

屋上のドアを開けると、涼しい風が吹いてきた。



そして、ダテメガネをはずし、おさげ頭をほどいた。



ここには、誰もいないから。いいだろう。



そんな気のゆるみが後で最悪な事態を巻き起こすことになるなんて思いもしなかった。



「眠たい・・・・。」


ふぅ~・・・・



床で横になり、目を閉じる。


そしたら、いつの間にか眠っていた。


――――――


「あんたは、汚いね。」


「汚れた人だ!」


「来ないで、けがれるでしょ。」


もう、ヤダよ・・・・だれか助けて?


――――――