小田切がキョトンとした表情を向けた…

「誰かの役に立つんだから、金もらったって…」

「あ、うん…そう、ですよね…」

小田切は笑っていたが、明らかに歯切れが悪かった…

あの時ちゃんと聞いてあげれば良かったと

後から後悔する


彼女が悩んでいたこと…


彼女の本心…


全部答えはあったのに…


ここにあったのに










大人のクセに、男のクセに、見抜けなかった……