「はーお腹空いた!」

小田桐が箸をもっていただきますのポーズをし、一人で食べ始めてしまった。

「あの…すいませんが…」

「先生からの告白が聞けて、私超しあわせー!」

お吸い物を口に含みながら、まだ涙顔でニッコリと笑う

告白…

告白!?

俺は思い出して顔が熱くなった

そうか、俺は本人とは知らずに本人に向かって告白してしまったのかー!

恥ずかしい…

ヤバイ、めっちゃ恥ずかしい…

「小田桐?」

「はい?」

俺はぱくぱく食べている小田桐の顔をじっと見つめた。

ほ、本物だ…

婚約者は、俺の好きな人だった…

でも何で?

「お前はずっと知ってたんだな?」

「もちろん!産まれたときから。でも初めて会って好きになったのは小学生の時だよ」

「ん?ちょっと待て!!お前って俺の事好きなの!?」

「あ、当たり前でしょ!!先生今まで私の事どんな風に思ってたのよ!」

「え…、俺の事ただ調べてただけなのかと…」

「確かに、調べてて申し訳なかったとは思ってたけど、でも、この前の熱い誘惑だって、キスだって、ちゃんと伝えたてたじゃん」