「…私、良かれと思ってやってたけど、される方は嫌だよね…
…そりゃ、そうだよね…」

まただ、小田切のこの顔…

「でも、頼まれたんだから…」

「…うん」

沈黙が続く…

「私、辞めようかな…コンビニ…」

深刻な表情…

「勝手に調べられるなんて、やだよ…ねぇ」

「まあ、な…どうした?変だぞ。らしくない」

小田切がパッと表情を変え、作り笑顔をみせた

「だよね、らしくないよね!うん、気にしない」

わざとにこにこする

なんだよ、思ったこと言えよ…

いつもくだらないことはペラペラ話すクセに、何で肝心な事は言わねーんだよ…

何でも聞いてやるよ…

ちゅ

ん?

「隙あり!毎度おおきに〜!」

あはっと花のように笑う

呆気に取られて呆然としてしまった…

コラコラ!…ってだから何で関西弁なんだよ〜

「おーだーぎーりー!」

「私、先生のコンビニだけは辞められないな…元気、いっぱいもらえるもん!」

「お前は!いつから俺のコンビニになったんだよ」

「えー?先生がうちの学校に来た時から〜」

ったく!そう言って俺の可愛い子ちゃんは大輪のごとく笑った