入学式、“中学生なんだ”っという自覚は制服を着て、初めて芽生えた。

「りこ~!」

そう声をかけてきたのは小学校のころからの友達、れい。

れいは、頭が良くて、運動もできて、私とは正反対。
私は、学校のテストでも中の上、運動は水泳をやってるから水泳ならできる。
でもそのほかは全然ダメ。

でも、私たちには1つだけ共通点がある。

それは、小学校の時に、児童会役委員をやったことだ。

一緒に運動会を運営して、充実した日々を送っていた。