事の始まりは4月。

初めて一緒に帰った日に、先輩はカフェラテを買って私に差し出した。

『一口、いるか?』

『い、いえ!大丈夫です!!』

当時の私は滝先輩が怖くて、オーバーリアクションでそれを遠慮してしまった。


その次の日、また次の日も、滝先輩はカフェラテを買っては私に差し出した。