「桃華ひどいよ!
祐が私の彼氏って知ってたじゃない!」

「姫野さんのこと憧れてたのにこんなことしてたの!?」




ボロボロと涙を流しながら真っ青で無言の姫野を怒鳴りつける。




でも姫野は何もしゃべらない...





「おい桃華!
お前がみどりと同じ学校なんて聞いてねぇぞ!」

「桃華はS高って言ったぜ!」

「は!?俺はF高って聞いたんだけど」






ちょ...


ちょっと



...予想以上の修羅場になったな...





せめて連れてくんのは2人くらいにしとけばよかった。





若干後悔しつつも

俺は口を開いた。