──── 一昨日は久しぶりに幸せな時間を過ごせた。 嫌がらせが続いていてよくねむれない日があったけど、 直紀くんに抱きしめられて安心した私はぐっすり眠ることができたのだ。 でも今日。 幸せだった土日が開けて学校に行かなければならない。 また嫌がらせが始まると思うと... 怖くて仕方がない。 そんな私を察してか、いつもより強く手を繋ぐ直紀くん。 その手のおかげで少し安心できた。