黙る私を見た直紀くんはため息をついた。
「.....つばきにとって俺はそんなに頼りなかったんだな...」
「え、違う!」
直紀くん...急に何を言い出すの...
「相談も出来ないんだろ?俺には...」
そう言った直紀くんはすごく悲しそうな顔で、
声には怒りが含まれているようで怖くなる。
「直紀くん...怒ってるの...?」
「うん、怒ってるけど?
....つか...怒って当たり前だろ!
彼女が嫌がらせうけて違う男に相談して助けてもらってるなんて!」
怒りをあらわにしながら言った直紀くんに体が震えてきた。
いつも笑ってる直紀くんが怒鳴るなんて初めてでどうしたらいいか分からない...