......もう.....


嫌われて当然だよな....




十数年にも渡る恋が

こんな形で終わってしまうなんて思いもしなかった。



ついこないだまで

つばきは俺のことを待っててくれている

なんて淡い期待を抱いて...



....バカみたいだ。







「ははっ

瞬介まで落ち込むなよ!


ごめんな

応援してくれてたのに...」




俺は隣で黙っている瞬介に

明るく言った。



無理に元気をつくる俺を見て、

戸惑っていたがすぐにいつもみたいに




「そーだな!

俺が落ち込んでもどーにもなんねぇ


さっさと出ようぜ更衣室!」





ヘラヘラと笑う瞬介の優しさに


不覚にも涙が出そうだった。