―――



唇を離し

つばきの顔を見る。






「......ぅっ.....」




目から涙を流していた...




「.....あ..の....」



「っ.....ごめん...」




...俺...

最低だ...



つばきを...

泣くほどにまで傷つけた...




「....ほんと...ごめんな...」


「...違うの....違う...」



違うと連呼するつばき。


謝る俺に気を遣ってくれているのだろう。


そんな優しいつぱきに

罪悪感があふれる。




「戻ろっか」





このまま2人でいたくなくなって


つばきを連れて砂浜に戻った。