「瞬介!

あんたみたいないい友達を持ったあたし達は幸せ者だよ!」



詩音がバシバシと瞬介を叩きながら

こんなことを言う理由。




俺達は夏休みを利用して、

瞬介の家が持つ別荘に泊まりに行くことになったのだ。


別荘があるところは海の近くで、

海水浴もできて、夏には持って来いな場所。




今はそこに行く日程などを決めている最中。



『夕飯はBBQしよう』

『夜は海で花火しよう』


など

あーだこーだ言っていた。



つばきは何故かBBQという言葉に目を輝かせ、

かなり楽しみにしてるみたいだった。