な……んじゃこりゃ。 「睦月様の服でしたら、既に屋敷のほうでご用意させていただきました。」 「……。」 私は驚き過ぎて言葉を失う。 だって… 陸人さんがそう言って開けたクローゼットには、今までに見たこともないほど高級なドレスが並んでいたから…。 しかもギッシリと。 赤に青、ピンク… セクシーなものから露出の多いものまで、数え切れないほどたくさんある。 「これ…全部私に…ですか?」 「はい。全て睦月様のドレスです」