コンコン


「誰だー?」


暢気な声が聞こえてきた。


「夜風だけど、布団持ってきた」


「入っていいよ」


ガラッ


「ほら」


バサッ


布団とかを蒼に向かって投げた。


「俺、布団とか忘れて持ってきてくれないかと思った…」


「あーそう?なら、持って帰るね~」


「夜の鬼!」


蒼は、布団をしきながら言った。


「鬼で結構よ!」


バタン!!


屋根裏部屋を出た。