「鈴島“は”合ってる」


「えっ?」


蒼斗は、おかしいと言わんばかりに悩んでいた。


「私、鈴島 夜風なんだけど…?」


蒼斗は「絶対夜だ!」って顔でこっちを睨んでくる。


「あー、分かった。あんたは、夜って呼んでいいから…。で、蒼斗、あんた何で針を投げたの?」


「夜に気づいて欲しくて♪」


………


「それだけ…?」


「うん♪」


………