いつの間にか、狐達と妖達が私の後ろに立っていた。


「えっ?えっ?」


「夜風、自分の誕生日も忘れたの~?」


「みんなが夜風が帰ってきたら、やろうって言ってたんだ」


仁が簡単に説明してくれた。


「狐代表として、これを…」


正ちゃんがおずおずと出したのは、綺麗なブルーの四角形の箱だった。


「ありがとう」


「妖代表としてこれを…」


妖の唆良-サリョウ-が紫の四角形の箱をくれた。


「ありがとう」